2006年11月26日

優しいあめ

さっき  スーパーでべらぼうに買い物をした。

重い野菜たちを 両腕にぶら下げて




血が止まりそうな勢いだったけど


ヨロヨロ歩いていた。




そしたら  ものっすごく雨が降ってきた。





しょうがないので 今までかぶっていた帽子を脱いで

ダウンジャケットの方の帽子をすっぽりと被った。




ザブザブと雨にぬれながら 下を向き


両腕には 野菜。



早足。






真っ暗。






どう贔屓目に見ても怪しい人だ。








でも そんな私を見て  お店から飛び出してきた若い女性がいる。



知り合いではない。




彼女は  怪しいいでたちの私の目の前に飛び出してきて


とても素敵な笑顔で 傘を差し出した。










「これ!あまってるんで よかったら使ってください!!



その傘は  


変な傘だった。



変な文字も入っていて  お世辞にも




「センスがいいですね」




とは云えない代物だった。



でも























とってもあたたかかった。



私は  何度も何度もお礼を云って その傘を頂いた。








そこから 数分しかかからない家までの道のりで



なんだかちょっと嬉しくなって  じわっとした。





寒かったけど   寒かったけど




なんだか 優しい気分の 涙と雨だった。


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