2012年02月26日
映画 ぼくのエリ 200歳の少女(Lat den ratte komma in)2008
ぼくのエリ 200歳の少女(公式HP)

ストックホルム郊外に住む12歳のオカルト好き少年オスカーは、内気で友達が居ない、いじめられっ子である。
ある日、彼の家の隣にエリという名の同い年の女の子が引っ越してくる。
学校に通わず、昼間は外出もしないミステリアスなエリにオスカーは恋心を抱くようになった。
同じころ、町では失踪・殺人事件が相次いで発生。
やがてオスカーはエリの正体が不老不死のヴァンパイアであり、一連の事件の犯人であることを知る。(wikiより)
感想
すっごくすっごく良かったです!!!スウェーデン映画自体好きなんですが
これもまたとても良い映画でした。
実はジャケットを見る限りでは そんなに気になってはいない映画で。
でも、なんとなく観てみたら 目が離せませんでした。
久々に心が震えて 胸がしめつけられて なんともいえない気持ちに支配されて
静かに泣きました。。・゚純愛だっ!!!
怖い&血とか そういうのが出てくる映画はあんまり好きじゃないんですが
これは それの一つひとつに意味があって
哀しくて 尊くて 生きるためには殺さなければならない。
そして 愛する人は老いても 自分はその姿のままずっと生きなければならない。
孤独なループがあり 絶望的なまでに美しくて苦しかったです。
オスカーがまた本当に透き通るような少年。
この映画の景色、溶けてゆく運命の雪にも重なりそうなその「白い」存在感にも魅了されてしまいました。
でも 凄くよかったからこそ
邦題(200歳の少女)と 日本の映倫?によってボカしが入れられているシーンに
心底ガッカリ。
なんなんだ?
何故入れる必要が???
かなり腹立たしい。
映画は 物語だし 芸術なのだから
それを理解できないとしか考えられないボカしは(一瞬とはいえ)
あれがなかったら 一体なんだかわからないではないか?(ノ`Д´)ノ
あ〜〜〜 良い作品だけに あれだけが悔やまれる。('A`)
本当に酷いなぁ(T_T)
でも 凄く美しくて 絶対に心が何かを感じる映画だと思うので
是非ともオススメします。
ハリウッドでリメイクされたみたいですが(【モールス(公式HP)】という題名で)
ハリウッドで作っても(迫力とかは素晴らしいかもしれないけど)
北欧の あの繊細で、白く脆く 凄まじい透明感と絶望的なまでの真っ直ぐな愛の形を
表現することは・・・ ちょっと 難しいんじゃないかなぁ・・・・('д` ;)等と
まだモールスを未見の私は思ったり・・・(予告編を観たのだけど いかにもハリウッドな感じだったし・・・)
でもまずは観てみなきゃなぁ。
とりあえず 北欧版は 死ぬ前に一度は観ておいて損はない映画だと思います。オススメです!
予告編も素晴らしい。是非チェックを!!!☆↓
因みにハリウッド版リメイク モールス 予告編↓
凛☆
末永茉己