2014年05月16日
カミーユクローデル

カミーユクローデル。実際の女流彫刻家。
ロダンは有名だけど、その弟子。(彫刻家ロダンはドパルデューが演じてます!)
芸術家って こういうものだと思う
狂ってるんです。 凡人には理解できないところで もがき苦しんで
「これしかできないから」と 情熱を一つのものに注ぎ込む。
愛や、命や、感性を そこに練りこむように。
多分器用な人はいなくて 不器用の最上級が芸術家なんだと思う
だから 何かに突出しているし、何かがものすごく欠落している。
それでいいと思う。
自分の喜怒哀楽さえ コントロールできないほどに、激しく生きている。
そして 自分の有り余る感性に 自分を殺されてゆく
まさにカミーユクローデルは こんな人物だと思った。
そして映画としても、私はこの作品が好きです
芸術家の伝記的映画を観るとき 私はいつも思う。
どんなに才能があっても、認められても、認められなくても
みんな 孤独な人間だと。
19世紀を舞台に、彫刻家ロダンに師事する若い女性“カミーユ”の姿を描いた悲劇。
1885年、パリ。才能を認められ、彫刻家ロダン(ドパルデュー)の弟子となったカミーユ・クローデル(アジャーニ)は、やがて妻のいる彼と愛し合うようになる。
妊娠し、結婚を迫るが、ロダンは妻と別れられず、失意のカミーユは彼の元を去る。
流産し、それを振り払うように創作に没頭、次第に評価を得るも貧困は続く。
愛を無くした心の隙間には猜疑心と憎悪が住み着き、徐々に精神のバランスを失っていく。あれほど愛したロダンすら憎しみの対象となり、そして……。
監督・脚本: ブリュノ・ニュイッテン 原作: レーヌ・マリー・パリス 撮影: ピエール・ロム 音楽: ガブリエル・ヤーレッド 出演: イザベル・アジャーニ/ジェラール・ドパルデュー/マドレーヌ・ロバンソン/アラン・キュニー