2016年12月13日
バルカン超特急(*´▽`*)面白かったぁ
やっぱり白黒映画には ココロがあったかくなるもの、そして脚本が素晴らしく丁寧なものが多くていいですね。
あと フィルムの伸びたような映像と、あの音。あたたかみがあっていいよなぁ。
この映画の内容は すごくシンプルなんですけど、私はアメリカよりイギリスの雰囲気が、何故か より好きなので(笑)
ヒッチコックのイギリス時代のこの映画は やっぱり好きですねぇ。
この映画の「窓に名前を書いて自己紹介する」というのが
今のミステリーや探偵ものにも そのまま使われていて(名探偵コナンの「謎の老人失踪事件」は まさにこの映画を下敷きに書かれた脚本ですよね)
本当に色あせない、いろんなものの根本が混ざっている 洒落のきいた軽めのミステリーだと思いました
アガサクリスティーが好きなので そのほとんどの作品は知ってるんですけど
バルカン超特急 は、アガサっぽさと、ヒッチコックの後の作品「ハリーの災難」のような
軽妙な ちょっと笑えるような?
でも 妙に惹きこまれていくような感じを勝手に受けました(*´▽`*)
あ〜 白黒映画観ると また 一人でフランクキャプラ祭りをしたくなるなぁ。
お菓子やごはんを並べて ひたすらキャプラ監督作品を観て 心がほっこりとあったまる感じに浸る。( *´艸`)
「素晴らしき哉、人生!」
を観て
あぁ、生きてることって素晴らしいと 優しいきもちになろうか。(*´▽`*)
☆バルカン超特急☆
バルカンの避暑地バンドリカ(仮想国)からロンドンへ帰る列車に乗ったアイリスは、豪雪で立往生した列車から他の客と共にホテルへ避難した。客の顔ぶれはクリケット狂のカルディコットにチャータース、弁護士と女、貴婦人フロイ等。アイリスがホテルで寝ようとすると客の一人のギルバートが大騒ぎを始め、二人はいがみ合う。と、聞えてくるギターの調べ。
その歌声はミス・フロイの部屋の窓の下でやんだ。ギター弾きの背後に忍ぶ大きな影。翌朝、ダイヤは回復し、出発の準備をしているアイリスの頭に植木の箱が。軽い打撲傷ですんだものの、彼女の前を横切ったのはミス・フロイだった。列車で二人は偶然にも同室となる。一眠りしたアイリスが起きた時、ミス・フロイは消えていた。消失は事故か失踪か……
アイリスは数々の妨害の中、ミス・フロイ消失の謎を追求し始めた。